Drive★Music

 2022年02年03 日

中島オバヲさん(パーカッショニスト)インタビュー!「表現者や制作者の心持ちまで聴こえてしまう!!!」

まずは忖度無しの試聴をおねがいします!

いや~ほんとに優しい音ですね!立体感と奥行きがありますね。
素晴らしい!非の打ち所がない!!!
スタジオで聴くのと遜色なし!!!
没入感に浸れるね!古村さんも言ってたけど「運転してる場合じゃない!」

最近は家で大きい音で聴くってなかなかできないので、ヘッドホンで聴くことが多いんですよ。
ほんと一般的なものだよ。
車でいい音で音楽を聴くってこともないので、運転している時は耳を休める時間になってたけど、このカーオーディオならいいな~!
楽器単体がどこで鳴ってるって位置がわかりますよね!

僕がソロアルバムを作った時もミックスのときに細かくリクエストはしていなかったんですけど、木下ジョージさんという超レジェンドのエンジニアさんににお任せして、仮のミックスで上がってきたものが自分のなかで満足できるものだったんですよ。
こっちに何がある、あっちに何があると分かる定位にしてくれたのが嬉しかったな~。
その時の音がカーオーディオで表現されるってのも嬉しい!

打楽器はどのくらいの種類を触られるのですか?

色々触りはするんですけど、全部自己流!!!(笑)
適当というかフィーリング?!でやってる。
他のプレイヤーさんはもっとたくさんの楽器を操れるんですけど、自分はそんなに多くの種類は使ってないんですよ。
だから自分はまだまだ!
ソロアルバムでもたくさん入れたけど…何種類重ねてるかわからないなぁ…
う~ん…覚えてない!(笑)

今日お持ちいただいたアルバムを拝見しても良いですか?

どうぞどうぞ!
Jennifer Warnesの「The Hunter」を持ってきました。
プロのエンジニアの方がスピーカーのチェックに使われるアルバムなんですよ!
LADIESROOMのNAO君がドライブミュージックで試聴していたDonald Fagenと同じエンジニアが録ったからやっぱりバランスが良いんだよね。
行き過ぎたLOWがないのも素晴らしい!
音数が多くてもタイトに聴こえるから分離のよさもかなりわかる!

あ!最近コンサートのリハーサルをやると、その日のうちにリハの音源をもらえたりするんですけど、それを車の中でチェックしながら帰るミュージシャンもいるんだよ。
このカーオーディオだと、分離が良いからそういうチェック作業が満足いく状況でできると思う!
レコーディングスタジオじゃないところで録音した物でも、表現がどのようにされているかわかるレベルなんじゃない?
そういった音をチェックするにもホントこのカーオーディオはいいね!

他のアルバムも見せていただいて良いですか?

Keith Jarrett の「The Melody at Night, with You.」

このアルバムは自分の車でほんわかした気持ちになるためにきいてるんです。
耳を休めるために聴くアルバム。
だけど、ここまでしっかり聴こえると聴き入っちゃう!!!
ぼんやりして聴いてる場合じゃなくなるね。
ピアノの鳴りが聞こえるから、しっかり聴かなきゃってなるよ!
ピアノのLOWの弦の振動を感じる!!!
あ、ちょっと違うのも聴いて良いですか?アコギの音がどうなのか聴いてみたいな!

是非是非!聴いてみてください!

これはSteve KipnerのアルバムでJay Graydonがプロデュースしているんだけど、アレンジだとか演奏が緻密なので、それが聞こえてこないとストレスが溜まっちゃうんですよ!
だから車では聞かないようにしてたんだけど、このカーオーディオだどストレスにならない!
いや~いいな~!
このアルバムってギタリストがプロデュースしてるからかギターが一番いい音になってるよ!!!(笑)
LADIESROOMのNAO君もそうなのかな???(笑)
ドラムとかベースのLOWがほしくなるね。
ここで聴くと良くも悪くも表現者や制作者の心持ちまで聴こえてしまう!!!
これってそういうオーディオシステムですよね?

話は変わりますが、オバヲさんはなぜパーカッショニストの道を選ばれたのか伺っても良いですか?

70年~80年のPOPSってまだシーケンスとかコンピューターがあまり入ってなくて、パーカッションがたくさん入ってるものが多かったんだよね。
そういうのに入ってるパーカッションに憧れたのがきっかけかな…
パーカッションって言うと、僕らの父や母の世代では「ラテン」「マンボNO5」とかだったんだけど、そういうのよりPOPSに入っているタンバリンやコンガやボンゴが好きだったんだよね。
Earth, Wind & Fire なんかは特に豊かにパーカッションが入っていて、ラテンとは違うテイストが好きで「こんな音楽できたらいいな~!」って憧れていましたね。
でも絶対できない!と思ってた!(笑)
プロになったのは、大学時代にパーカッションを始めたんですけど、周りがプロになり始めたので、それに乗っかってプロになったかな?!
でもね、僕は音楽の素養もなかったし、専門的に習ったわけでもなかったのでプロになれるとはホント思ってなかったんだよ。
大学卒業したら家業つぐのかな~なんてうっすら思ってたんだけどね、大学の時にギターの是永巧一君と知り合って、是永君がレベッカを手伝い始めた時に僕も呼んでもらってレコーディングをして、それがきっかけでプロとしてやり始めたんだよ。
ちょこちょこ角松敏生さんのライブにも参加したりしていたんですけど、しっかりやり始めたのはレベッカがスタートだね。

レベッカは青春時代のBGMの一つです!

レベッカには時期があって、ラブイズキャッシュという曲でブレイクするんですけど、その時期にレコーディングだとかツアーに参加していました。
全体の流れからすると中期から参加している感じですね。

このカーオーディオで聴くと広がりが凄いですね!
このMaybe Tomorrowが入っているアルバムには参加していないんですど、当時レコーディングが終わった時に出来上がったやつをスタジオの大きいスピーカーで爆音で聴いて「うぉ~!!!」「やった~!!!!!!!」って大声出してたんだよ(笑)
こんなに楽しんじゃっていいのかって思ってた。
その時の気持ちを思い出したよ!
だから我々は常に迫力だったり、楽しい気持ちを音に表現するようにしてたんですよ。
言語表現としては「ゴイス!」って言ってました!
「ゴイス」はレベッカ発祥なんですよ!

最後に今後の活動予定を教えてください。

今後は色々ライブをする予定なんですけど、2月はAORのライブをするので感染対策しっかりして楽しんでいただけたらと思います!
2022年2月21日(月) 22日(火)
「本気でAOR NIGHT 2021 Special 2days」

詳しくはTwitterとかブログとかでチェックしてみてください!

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~この記事の著者~

Cyber Brain

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